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爆弾

呉 勝浩 著
🏆 このミステリーがすごい!2023年版 国内篇 第1位 🏆 ミステリが読みたい!2023年版 国内篇 第1位 第167回 直木賞候補作
それは、霊感か、犯行予告か。
取調室で始まった知能戦の先に、正義の在りかを問う怪物級ミステリー。
作品紹介

酔って酒屋の自動販売機を蹴りつけ、止めに入った店員を殴って野方警察署に連行された、どこにでもいそうな冴えない中年男。自称・スズキタゴサク。記憶がないと言い張るその男が、取調べの最中にふとこぼした一言――「十時に秋葉原で爆発があります」。直後、本当に秋葉原の廃ビルが爆発する。

ただの偶然か、それとも本物の予告か。「霊感です」と嘯くタゴサクを前に、警視庁特殊犯捜査係の類家は、限られた手がかりだけを頼りに次の爆発を止めるべく知能戦を挑んでいく。炎上する東京、拡散していく悪意、そして刑事たち自身の内側に潜む弱さ――正体の見えない相手との頭脳戦を通して、「正義とは何か」が静かに、しかし容赦なく問われていく。

2022年の刊行以来、数々のミステリーランキングで高い評価を集め、2025年には山田裕貴主演で映画化もされた話題作。ラストにたどり着いたとき、読者自身の中にも「タゴサク」がいるのではないかと、ふと立ち止まりたくなる一冊です。

読者レビュー
高評価
東京で爆弾テロなんて現実離れしていると思いながら読み始めたが、ページをめくるうちにそれが絵空事とは思えなくなってくる。出社することも忘れて一気読みしてしまうほど、引き込まれるミステリーだった。
出典:楽天ブックス掲載レビュー(2023年1月投稿・要約)
高評価
たった一日の出来事とは思えないほどの緊張感が最後まで続き、手に汗を握りながら読み進めた。特に取調室でのタゴサクと刑事との心理戦から目が離せない。「爆発したって、べつによくないですか?」というタゴサクの一言に、自分の中にも同じような感覚が眠っているのではないかとぎくりとさせられた。
出典:ブクログ掲載レビュー(要約)
高評価
最近は奇をてらったトリック重視のミステリーが多く、少し食傷気味だった。この作品は堂々としたストーリー運びと、こちらの予想を裏切ってくる展開が心地よく、「ミステリーはこうであってほしい」と思わせてくれる一冊だった。
出典:楽天ブックス掲載レビュー(2023年3月投稿・要約、投稿者:50代男性)
中評価
頭を使わずに楽しめるエンタメだろうと思って読み始めたら、思いのほか騙し合いの要素が強く、途中でイライラしてしまった。結末にも少し疑問は残ったが、これはこれでよく出来ているのだろうと思う。こういう内容だと事前に知っていたら、手に取らなかったかもしれない。
出典:楽天ブックス掲載レビュー(2023年4月投稿・要約)
評価が厳しめの声
犯人と刑事のやり取りが新手の警察小説として楽しめる一方、実際の取調べで容疑者とクイズのようなやり取りが成立するとは考えにくく、現実離れした設定が気になった。特に中盤の間延び感が引っかかり、これが大きな賞の候補になるほどの作品なのか、正直よく分からなかった。
出典:楽天ブックス掲載レビュー(2023年4月投稿・要約、投稿者:70代以上男性)
著者プロフィール
呉 勝浩
ご かつひろ
1981年、青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、現在は大阪府大阪市在住。2015年、『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。以降、社会の闇や人間の悪意を鋭く描くミステリー・サスペンス作品を次々と発表し、高い評価を受けている。代表作に『白い衝動』『ライオン・ブルー』『スワン』『おれたちの歌をうたえ』などがあり、本作『爆弾』は続編『法廷占拠 爆弾2』へと続くシリーズの第1作。
  • 2015年 第61回江戸川乱歩賞『道徳の時間』(デビュー作)
  • 2018年 第20回大藪春彦賞『白い衝動』
  • 2018年 第31回山本周五郎賞 候補『ライオン・ブルー』
  • 2019年 第72回日本推理作家協会賞 候補『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』
  • 2020年 第41回吉川英治文学新人賞・第73回日本推理作家協会賞『スワン』/同作、第162回直木賞 候補
  • 2021年 第165回直木賞 候補『おれたちの歌をうたえ』
  • 2023年 第167回直木賞 候補『爆弾』/「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」国内篇W1位
書誌情報
著者 呉 勝浩
出版社 講談社
単行本 2022年4月20日発売
ISBN: 978-4-06-527347-0 416ページ
文庫版 講談社文庫 2024年7月12日発売
ISBN: 978-4-06-536370-6 500ページ
受賞・受賞歴 第167回 直木賞候補作
「このミステリーがすごい!2023年版」国内篇 第1位
「ミステリが読みたい!2023年版」国内篇 第1位
シリーズ 爆弾シリーズ 第1作(続編:『法廷占拠 爆弾2』2024年7月刊)
映像化 2025年 映画化(山田裕貴・伊藤沙莉・染谷将太・渡部篤郎 出演/永井聡 監督)
2025年 コミカライズ連載開始(『コミックDAYS』)
こんな人におすすめ
🧠
頭脳戦・心理戦を楽しみたい人
取調室という限られた空間で繰り広げられる、犯人と刑事の駆け引きにじっくり浸りたい方に向いています。
🌆
社会派サスペンスが好きな人
一つの事件を通して現代社会の悪意や正義のあり方を考えさせられる、骨太な警察小説を求めている方におすすめです。
📖
一気読みできるエンタメを探している人
怒涛の展開とテンポの良さで、ページをめくる手が止まらない読書体験を求めている方にぴったりです。
【参照元・出典について】
本ページの情報は以下の公開情報をもとに作成しています。
書誌情報・あらすじ:Wikipedia「爆弾(小説)」/講談社BOOK倶楽部/講談社ウェブサイト/楽天ブックス
著者プロフィール・受賞歴:講談社ウェブサイト 著者紹介/楽天ブックス 著者紹介
読者レビュー:楽天ブックス掲載レビュー(星付き実名レビュー)/ブクログ掲載レビュー
※レビューはすべて公開されている実在の感想をもとに要約・構成したものです。架空の内容は含みません。
※なお、確認できた公開レビューの中に本文付きの★1〜2評価は見当たらなかったため、「評価が厳しめの声」として掲載しているレビューは実際には★3(5段階中)で、批判的なトーンのものを選んで掲載しています。この点は正直にお伝えしておきます。
※物語の核心的な展開・結末には触れていません。